花火の系譜(これを読めばアルゼの歴史が丸わかり!)
もう20年近く前になるのか… ハナビと言えばスロプロ御用達のアルゼ(現:ユニバーサルエンターテインメント)を代表するスロット機である。
ちなみに僕はアルゼの面接を受けに行ったことがある。一次面接は余裕でパスをしたが二次面接で落とされた。世界大会に出場したことがあるような凄腕ゲーマー君と一緒の合同面接だったんだが彼の存在感が強すぎて俺という存在がかき消さてしまったような印象を持っている。ちなみにパチンコ玉の重さは約何グラムか?という問題は一次の筆記試験で尋ねられた。都市伝説だと思っていたが確かにそんなことを真面目に聞かされるのがパチンコ・パチスロメーカーの就職試験なのだ。
もう10年以上前の話だ。
アルゼの面接を落とされた僕は晴れてスロプとしてデビューし、その後、専業で3年間暮らした後に社会復帰を果たすのだが、何かと思い入れのあるハナビシリーズ。その系譜をまとめておきたくて記事にしようと思う。ウィキペディア見たらいいんだけど、俺の思い出とかちょっと書きたいし。5号機以降のハナビにはほとんど触れてないから思い入れもクソもないけどね。
1998年 ハナビ(花火)デビュー
僕が始めて打ったスロットは大花火、確か1999年の話しだ。
当時の大花火といえば、どのパチンコ屋に行っても10台以上は必ず設置されている超人気機種。でも、大花火がデビューする1年前に初代ハナビが世に放たれてるんだなぁ…。
A400とA700で全くゲーム性が異なるわけだが、リリースの差はたった1年。これしかタイムラグがないことに不思議な思いを感じる。
スロットで稼ぎ始めた後にちょくちょくハナビを狙いに行くことはあった。今日は設定6を投入しますよ!的なイベントの時は好んで狙った。まぁ、店の癖を掴めていたわけではないので奪取率は高くなかったが(^_^;)
HANABIが搭載していた「遅れ」という確か設計上のミス。その後、演出の一つとして好んで使われることになるのだが、設計上のミスがこうも上手く活かされることになったことにこの世の気まぐれさを感じざるをえない。
7枚交換でノーリスクでハナビの設定5を掴めるという地方在住のスロプロが朝一でハナビの5が設定判別の結果、判明した時に若干ブルーな気持ちになったというハナビブルーもまた有名な話である。
5号機でハナビが出たのは知ってるが、僕はアイフォンにハナビはインストールしていたりする。本当に時々プレイしたくなるのだ。現役の頃はクソつまんねぇ、という若干嫌いな部類に入る台だったのに。本当に不思議だ。
パチスロ HANABI - Universal Entertainment Corporation
1999年 大花火、大花火30デビュー。
これは今更俺が語るまでもない台だが、この頃のスロットが一番楽しかった。一番パチ屋が熱かった時代でもある。
僕はスロッター初心者の頃、全然勝てなくて一時期スロットを辞めようと思ったんだが品川の6枚交換のお店でふとした時に4500枚くらい抜いて7万円勝った時に僕の中のスロプ魂を目覚めさせてくれた台、それこそが大花火なのである。
が、しかし。その後、あまり設定6を掴んで大勝したとかそういう記憶はあまりなかったりする。機械割140%を超える大花火の設定6はまさにエクストラ設定と言え、中々設置されることもなかったように思う。
大花火で頻繁に6を使うようなお店でジグマをしていたプロはスロットの年間収支が1000万を超えるのも珍しくなかった時代だ。ビタ押しの威力を世に一層広めたのもこの大花火だったような気がする。まぁ何百枚単位の損失に関係してくるからねぇ。
ちなみに沖縄で大花火のデカコインverも打ったことがある。音声が出てウザかった。。。確かハズレの演出の時に「うぇ〜ん!」みたいな泣き声が聞こえるのだ。マジでウザい。
大花火はプレステ2のソフトでも持っていた。確かアルゼ王国4。あの頃の俺らは店に行って実機を打ち、家に帰ってゲームでシミュレーションの繰り返しだった。若かった。
ハナビと同じく、アイフォンにアプリをインストール済みである。なんか時々打ちたくなるのよね…。
大花火 - Universal Entertainment Corporation
2000年 ドンチャン2 デビュー
俺の中で演出過剰でウザい台なのがこのドンチャン2。
BIG中の複合役狙いという大きな技術介入要素を盛り込んでいたためウケた人にはウケた。俺には全くだったが(^_^;)
スロプの俺がよく行くお店では週一でイベントを開催しており、設定3以上という札が刺さったドン2を好んで打つ40代くらいの親父がいて、「渋いなぁ〜、でも俺はもっと稼ぎたいんだよねぇ〜」ということをよく思った。
設定3でも時給2000円を超えるから悪くはないんだけどね。まぁ、時代が時代ですから。あの頃の設定6とか時給1万円を余裕で超えるし。
残念ながらドン2はあまり語れない。。。
2001年 花火の親方(ハナビノオヤカタ) デビュー
話題性だけは凄かったハナビノオヤカタ。
確か21コマなかったはず…。「技術介入要素が強いハナビシリーズの中で目押しができない初心者でも楽しめる!」というコンセプトで作られた台だったハズ。
リールが回るのが遅くて、玄人がこいつを打つとストレス抜群。話題ばかりが先行して速攻撤去された記憶がある。
俺もどこかの店で一回だけ打ったことがある。珍しくて打ってしまったが、リール回転速度に違和感があって千円ですぐに打つのを止めた(苦笑)
2001年 デカドンチャン2 デビュー
俺の中で立ち位置がよく分からない。それがデカドンチャン2。
まだまだ大花火が人気最盛期の時にリリースされたが機械割は大花火よりも低く、技術介入要素もそんなに高くない、まさに謎の台。導入した店も扱いに困ってるようなところが多かった。
まぁ、それでも大花火よりデカドンの方が好きとかいう変わった奴もいるにはいたが。
個人的には大花火の方がよほど完成された台だと思っている。
2003年 花火百景E デビュー
大花火を大型液晶化させたのが花火百景。
蒲田の6枚交換の店で花火百景の設定5、6、一回交換というイベントを度々行っておりお世話になった。設定状況が良い店ならばバンバン狙いに行きたかったが、当然設定6をイベントでもない日に入れるような店はとても希少であまり狙う機会もなかった。
花火百景ならば設定4で十分。問題は設定判別が曖昧すぎて4を打てているのかどうか分からないということだ。打ちたいけど狙える状況にないから打たないという悩ましい状況をもたらしてくれた中々ニクイ奴である。
…と、ここまで4号機のハナビシリーズをまとめてみた。
5号機になった以降も花火シリーズはリリースされ続けておりスマッシュヒットもしているがそもそも語れるほど打ち込んでいないので4号機世代の俺が語るのはここまでにしておこう。
今、新台で大花火がパチンコ屋さんに導入されたらどうなるんだろう?
まず間違いなく、俺は打ちに行くだろうね。 まぁ、現実的にはありえない話しなのだが。
ということで、スマホでチコチコと遊ぶだけの悲しい日々ですわ。あの頃のような熱い日よ…、かえってこい!
ちなみに新しいHANABIも悪くはないよね。ホールでも結構人気だし。